〜子どもたちが夢への一歩を踏み出す
「ワンステップ」のための
場を作りたい〜
「子どもみらい教研フォーラム」活動の一環として、1月15日・16日に、江戸川区にて「中高生のためのパソコン作曲講座」を実施してきました。MIDI音楽編集ソフトDominoはピアノロールをメインとしたMIDI専用の音楽編集ソフト(シーケンサ)を利用して、DTM(デスクトップミュージック)を体験し、オリジナル曲をそれぞれ制作しました。
講師には平沢栄司氏・武井宏征氏を迎え、1日目には、基本的な操作方法などの説明の後、MIDI音楽編集ソフト「Domino(ドミノ)」の使い方を理解するために準備してくれたサンプル曲を自分たちで入力してみました。コード・メロディだけでなく、ベースやドラムなど、音楽を構成している楽器のことまで、大変分かりやすい説明でした。参加していた子供たちは、みな未経験者ではありましたが、中学生たちも、バンドをやっている高校生たちの目もキラキラ輝いていました。
2日目には、いよいよ自分たちのオリジナルの曲作りをやってみました。まずは、コード
を選ぶところからスタートし、後にそのコードにメロディーを乗せ、さらにリズム・パートを入れて曲を組み立てていく細かな作曲方法の解説に、参加した中高生だけでなく、同席していた江戸川区の職員からも大きな驚きと喜びの表情が満ち溢れていました。
ほんの2日間でしたが、参加した子どもたちは、作曲の面白さを体感し、自分たちが作った曲の出来栄えに本当に感動した様子でした。最後にそれぞれ自分で制作した曲のデータをCDにしてもらいました。楽器ができなくても、簡単に本格的な音楽を制作したり演奏したりすることができるということを学べた、貴重な2日間でした。次回開催する時には、それぞれの子供たちが作曲した曲のコンテストの実施を目標にしたいと思っています。
●使用ソフト
MIDI音楽編集ソフト「Domino(ドミノ)」
(http://takabosoft.com/domino)
●講師紹介
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平沢栄司(ひらさわえいじ)
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音楽専門学校在学中より音楽情報誌にて執筆活動をスタート。
コンピュータ
ミュージックの黎明期から様々な製品のレポートやHow To記事を執筆し、
現在もDTMマガジン誌、サウンドデザイナー誌などに連載を持つ。
並行して、
演奏活動、歌手への楽曲提供、ゲームミュージックや各種デモソングの作編曲、
カラオケや着メロなどの曲データ製作をこなし、専門学校の音楽講師としても
16年のキャリアを持つ。
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武井宏征(たけいひろまさ)
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中学時代にとあるパソコンゲームに出会い、以後ゲームのサウンドクリエイターに魅せられて高校を卒業と同時に専門の教育を受けるために上京。
いくつかの
ゲーム製作会社を経験し27歳の時にフリーランサーに転進。以降ゲームに限らず、
さまざまな音楽製作を経験し現在に至る。
●協力
有限会社キャットテイル
高秀真次
教育機関・企業・行政などの皆さん
是非、私たちと一緒に子どもたちが夢への一歩を踏み出す 「ワンステップ」のための場を作っていきませんか?